指名検索と非指名検索を分けると、会社を知っている人の訪問と、課題を調べて初めて接点を持つ訪問を見やすくなります。総流入だけでは、会社名の検索が増えたのか、役立つ記事が見つかるようになったのか区別できません。分析では検索語と入口ページを組み合わせます。

指名に含める語を定義する

会社名、サービス名、独自の略称、よくある表記ゆれを一覧にします。英字と日本語、空白の有無、旧名称なども確認します。ただし一般名詞と同じ名称は、文字列が含まれるだけで指名と決めると誤分類する可能性があります。

「会社名+相談」は指名の意図が明確でも、一般的な言葉と共通する略称は文脈が必要です。判別が難しい語は、無理にどちらかへ寄せず「判定保留」として残します。定義を変更したときは、過去の比較条件もそろえます。

集計の単位と項目を決める

項目使い方
検索語の区分指名、非指名、判定保留を分ける
入口ページ記事、サービス、会社情報などを確認する
表示とクリック検索結果との接点を把握する
期間と条件端末、地域、検索種別をそろえる
次の行動関連ページや問い合わせへの移動を見る

利用するツールによって確認できる範囲は異なります。検索語の情報と、サイト内の個々の問い合わせを常に結び付けられるわけではありません。取得できない情報を推定のまま確定値として扱わないようにします。

非指名をさらに検索意図で分ける

非指名検索には、用語の意味を調べる人、手順を知りたい人、サービスを比較する人が混在します。単に非指名が増えたことだけで、相談につながる見込みが高いとは言えません。記事が答えている疑問と、事業で支援できる領域の関係を確認します。

たとえば「顧客データの重複を整理する方法」は、具体的な課題を持つ人向けの検索意図です。一般的な用語の解説と分けて見ると、どの検討段階で接点が生まれたかを考えやすくなります。記事数ではなく、質問への回答の十分さを見直します。

分析から改善へ進める手順

  1. 社名とサービス名の表記ゆれ一覧を作る。
  2. 検索語を区分し、保留分は内容を確認する。
  3. 非指名検索を疑問や課題ごとにまとめる。
  4. 入口ページがその疑問へ答えているか読む。
  5. 不足する説明と関連導線を改善する。

想定例として、手順を探す検索語でサービス紹介へ流入している場合、必要な説明がページに足りないことがあります。記事を新設するか、既存ページに手順を補うかを、ページ本来の役割から判断します。検索語をそのまま見出しへ追加するだけでは解決しません。

指名の増減も背景を確認する

指名検索は、営業活動、イベント、紹介、採用活動などサイト外の接点でも変化します。SEOの成果とだけ解釈せず、同じ時期に何を行ったかを確認します。非指名の記事を読んだあと、別の日に会社名で検索する行動も考えられますが、記録がなければ断定しません。

指名検索が多いから記事が不要、非指名が多いから認知が足りない、といった一律の判断は避けます。自社の目的に対して、必要な相手へ情報が届いているかを見ます。問い合わせ内容や営業で聞いたきっかけも、別の情報として参照します。

集計の失敗と対処

分類条件が担当者ごとに違うと、同じデータでも結果が変わります。検索語の判定ルールと具体例を残し、集計の更新時に見直します。新サービス名を追加した場合は、比較する期間にも同じ定義を適用できるかを確認します。

集計対象の一部しか検索語が見えない場合、見えている語の合計と全体の値が一致しないことがあります。欠けている部分を都合よく非指名へ割り当てず、対象範囲を明記します。小さな変動を過度に読み取らず、記事の公開や更新の履歴と合わせて継続して観察します。

よくある質問

非指名検索だけ増やせばよいですか

自社が支援できる課題との関連が必要です。流入が増えても、読者の疑問へ答えられなければ改善が必要です。

会社名を記事から減らすべきですか

分析区分と文章の書き方は別です。必要な会社情報は正確に示し、記事は読者の課題を中心に構成します。

分析結果の共有では、区分した検索語の例と分類条件も添えます。数字だけを渡すより、どんな相手との接点を測っているかが伝わり、記事制作の方向を相談しやすくなります。

関連サービスと基礎資料

マーケティング支援の対象範囲もご確認いただけます。

本記事の手順・確認項目は一般的な検討のための提案です。AIを使って草案を作成し、構成・表現の点検を行っています。個別の契約・運用条件は実際の環境に合わせて確認してください。