Webサイトのナビゲーションは、ページをすべて並べるためではなく、訪問者が目的に合う入口を選ぶための案内です。社内では自然な名称でも、初めて来る人には意味が伝わらない場合があります。何を調べに来た人が、どこへ進むかを基準に設計します。

訪問者が行いたいことを集める

サービス内容を知る、依頼できる範囲を確かめる、会社の情報を確認する、採用情報を見る、相談するなど、具体的な目的を並べます。検索から記事へ直接入る人もいるため、トップページを必ず通る前提にはしません。途中のページからでも主要な入口へ移れるか確認します。

問い合わせで繰り返し質問される内容も参考になります。ただし質問が多い理由は、情報が存在しないのか、存在するが見つからないのかで対策が変わります。記事を増やす前に、既存の情報までの経路を点検します。

メニューを分類する基準

確認点判断の目安
名称初めて読む人が移動先を想像できるか
区分同じ意味の入口が複数ないか
階層親の項目と子の項目の関係を説明できるか
優先度主要な目的の入口が見つけやすいか
現在地どの領域を見ているか分かるか

サービス名が独自の造語なら、補足の説明を付ける方法があります。名称を短くするために意味を削りすぎず、長くなりすぎる場合は情報の分類自体を見直します。項目数に一律の正解はありません。

実際のページを割り当てる

  1. 現在あるページと公開予定のページを一覧にする。
  2. 各ページが解決する目的を一文で書く。
  3. 似た目的のページをまとめ、親の名称を付ける。
  4. 分類に迷うページを見直し、重複や不足を確認する。
  5. 主要な移動経路を図にする。

複数の領域へ関係するページは、内容を複製せず、必要な場所から同じページへ案内できます。情報の保管場所と、情報を見つける入口を分けて考えると、同内容の更新漏れを防ぎやすくなります。

利用場面を使って名称を確かめる

想定例として、業務の仕組みづくりを相談したい人が、サービス一覧から「システム・アプリ」を選べるかを試します。作り手が説明せず、目的だけを渡してどこへ進むか見ます。迷った場合は、その人が期待した名称を聞き、分類の意味と照らします。

すぐに名称を多数追加するのではなく、どの言葉を同じ意味だと思ったか、何が違うと感じたかを記録します。個人の好みより、目的に合う移動先へたどり着けるかを判断材料にします。関連ページへのリンクが必要な場合もあります。

スマホとキーボードで操作する

スマホではメニューを開く位置、閉じる位置、下位項目を展開する操作を確認します。項目の文字と展開ボタンが近い場合、移動したいのか展開したいのかが分かるようにします。開いたメニューが画面外へはみ出しても最後の項目へ進めるか見ます。

キーボードでも順序どおりに移動でき、どこへフォーカスしているか分かることを確認します。カーソルを重ねたときだけ表示される案内は、それ以外の操作でも利用できるようにします。メニューを閉じたあとに操作位置を失わないかも点検します。

公開後の迷いを見つける

入口を押した後すぐ別の入口へ戻る、同じページ間を行き来する、といった動きは調査の手がかりになります。ただし動きだけで迷っていると断定せず、ページの内容やリンクの文言と合わせて確認します。探していた情報を見つけた結果として移動が終わる場合もあります。

メニューを変更したら、フッター、パンくず、記事内の案内にも矛盾がないか確かめます。URLを変える必要がないなら、名称の改善とURL変更を一緒に行わないほうが影響を限定できます。変更前後の構成を残し、何を改善したか説明できるようにします。

よくある質問

メニューは少ないほどよいですか

少なすぎると一つの項目へ違う目的が集まります。訪問者が違いを理解できる分類かを優先しましょう。

すべてのページをメニューに入れますか

主要な入口を案内し、詳細は関連ページからたどれる構造でも構いません。重要なページが孤立しないことを確認します。

検討した分類は、ページの追加時にも使えるよう基準を残します。担当者が変わっても、新しいページをどこへ置くか判断できれば、似た入口が無計画に増えることを防げます。

関連サービスと基礎資料

Webサイト制作の対象範囲もご確認いただけます。

本記事の手順・確認項目は一般的な検討のための提案です。AIを使って草案を作成し、構成・表現の点検を行っています。個別の契約・運用条件は実際の環境に合わせて確認してください。